手軽な移動手段として、多くの人々の生活必需品ともなっている自転車の盗難は、最近は減少傾向にあるようですが、相変わらず盗難の被害は発生しているようです。

盗まれた自転車の多くは、駅の近くの路上や路地裏、ショッピングセンター、マンションといった、大きな建物のそばなどに乗り捨てられているケースが多いようです。
特に高級なスポーツサイクルやマウンテンバイクなどは、解体されず、そのパーツがネットオークションに出品されたり、リサイクルショップなどに転売されたりしているケースもあります。
自転車が盗難に遭った時の対処法
では実際に自転車の盗難に遭った場合、どう対処すればいいのでしょうか?
自転車を盗まれたら、被害に遭った場所の近所を探す
まず、盗難被害に遭った場所の近辺を探してみます。
邪魔なので、移動させられただけかもしれないからです。
それで見つからなかったら・・・
自転車、探しても見つからない時は所轄の交番か警察署に盗難届を出す
盗難に遭った場所の所轄の交番か警察署に自転車の盗難(被害)届を提出します。
その際に、防犯登録番号や車体番号、自転車の特徴などを記入する必要があるので、加入している防犯登録の控え(登録カード)や、自転車のメーカー保証書などを持参することです。
これをできるだけ迅速に行うことで、自転車が見つかる可能性がグンと高まります。
あとは警察からの連絡を待つことです。
もちろん時間があれば、乗り捨てられていそうな場所、例えば、駅の近くの路地裏や駐輪場、ゴミ捨て場などもチェックしながら、自分で探してみるようにします。
自転車の盗難を防ぐには、日ごろからの注意や防犯防止策を怠らず、万一盗難に遭った時のための準備もしっかりとしておく必要があります。
また、自転車も保険が適用できるので、自転車盗難保険や、火災保険の特約などへの加入を検討してみてもいいかもしれません。
盗難防止のための3ヶ条

自転車防犯登録は必ずしておく
防犯登録をしなくても特に罰則などはありませんが、法律によって義務付けられています。
自転車が盗難にあった時に、警察のコンピューターにデータベース化されているので、戻る可能性も高くなります。
登録手続きは、防犯登録書(自転車店や、自転車を取り扱っているスーパー、ホームセンターなど)で身分証(運転免許証・国民健康保険証など)を提示し、登録料(都道府県によって異なるが500円前後)を支払います。
登録すると、防犯登録証(防犯シール・ステッカー)が自転車に貼られ、登録カード(登録者控え)が発行されます。
自転車には必ず鍵をかける
当たり前かと思うかもしれませんが、これが面倒臭くなったりして、なかなか実行できない場合が多いのです。
ちょっと停めるだけだからとか、うっかりかけ忘れたというケースもあって、自転車の盗難被害は後を絶ちません。
鍵のかけ方や、かける個所も重要であり、2か所以上のカギをかけることをお勧めします。
ですから、フレーム部分を地面に埋説されたポールや柵、駐輪場なら自転車スタンドなどに固定する方法、いわゆるアースロックにして、もう1つの鍵で取り外しやすいフレームとホイールを固定させるという二重ロックが、盗難防止には効果的となります。
また、最近では盗難アラームが鳴る装置の付いた鍵もあるので、それと強固なロックを組み合わせて使用するのもいいかもしれません。
自転車停める場所にも注意を払う

できるだけ街灯などがあって明るいところ、人の往来の多い場所などを選んで、自転車を停めるようにすることです。
そうすれば、自転車への不審な行動や動作は、すぐ目につくので、盗難の被害に遭いにくくなります。
また、駐輪場が2段式のラックであれば、あえて上段に自転車を停めるようにすることです。
それだけ降ろすのに手間がかかるかわで、盗難防止の一助となるはずです。
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